【イベントレポート】4/16(火)「SNSマーケティングの先駆者が集うビジネス交流会#2」を開催いたしました
SNSマーケティング支援を行うファイブゲート株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役:山下 雅弘)とSNS運用支援を行う株式会社リプカ(本社:東京都新宿区 代表取締役CEO:塩谷 拓斗)は、4月16日(火)に「SNSマーケティングの先駆者が集うビジネス交流会#2」を開催したことをご報告いたします。
―前回を超える参加者数―
経営者からマーケティング担当者まで、SNSに関わりを持つ様々な企業関係者が集まる当交流会。開場時間前から続々と参加者が集まり、第二回となる今回は前回よりもさらに多数のご参加者が集まりました。
前回同様、軽食やアルコールを楽しみながら情報交換を行い、交流を深める場となりました。開始時間になると、ビジネスチャンスや人脈作りに繋げるため、早速参加者同士の名刺交換が始まりました。
―乾杯―
参加者同士の挨拶も一通り終わり閑談で盛り上がる中、開場から30分後、乾杯とともに開会宣言を行いました。
―ゲストスピーチ―
第二回となる当交流会は、株式会社プレイドより堤貴宏氏をゲストスピーカーとしてご登壇いただきました。堤氏は、2023年にはテレビ朝日『激レアさんを連れてきた。』へ出演するなど、ヴィジュアル系インサイドセールスとして知られています。
前職の株式会社ホットリンクにおける経験をもとに、ホットリンク社の提唱するマーケティングフレームワーク「ULSSAS(ウルサス)」を活かしたBtoC向けSNSマーケティング手法や、BtoB向けインサイドセールスを目的としたSNS活用術について語っていただきました。
―UGCを活用したマーケティングフレームワーク「ULSSAS」―
「ULSSAS」とは、以下の頭文字を並べたマーケティングフレームワークです。
U:UGC(ユーザー投稿コンテンツ)
L:Like(いいね)
S:Search1(SNS検索)
S:Search2(Google/Yahoo!検索)
A:Action(購買)
S:Spread(拡散)
ULSSASの特徴は、企業と生活者のSNSアカウントにおける「1対n」ではなく、生活者同士の「N対n」の関係性において発生したUGCを重視し、それを拡散し活用するサイクルを回す点にあります。
ULSSASによって、SNS上における個人発信のクチコミを起点とした拡散のサイクルを回し続けることがSNSマーケティングの理想形と語る堤氏。いかにUGCを発生させることに注力できるかがSNSマーケティングを成功させる鍵とのこと。1対nのSNSマーケティングには限界が生じてきており、n対nの一般アカウントによるクチコミと拡散を発生させるために、どのような投稿をすればよいかが重要であると語る。
また、一過性のバズマーケティングと比較し、中長期的な成果を得るための戦略として、クチコミを自然かつ継続的に発生させるためのサイクルを回し続けUGCを積層させることによって、広告費をかけずとも常にプロモーションを打っているような状態を作り上げることが可能となるとのこと。一方で、新商品の発表などの然るべきタイミングでバズマーケティングを組み合わせることで話題が途切れず、生活者の記憶に残るマーケティングを実現できると堤氏は語る。
―BtoB向けSNS活用―
本交流会ではBtoB向けビジネスの参加者も多く集まるため、BtoB向けのSNS(旧Twitter)活用術についても語っていただきました。
BtoBにおいてはクチコミが生じることは稀なためULSSASのサイクルを回すという前提が崩れ、そもそもSNSの相性はあまり良くないとのこと。そんな中、ホットリンク時代に行っていた戦略を語っていただきました。
ホットリンク時代の戦略として、「社員個人アカウントの活用」「チームで発信」「UGCが出るメルマガ」の三つを行っていたと堤氏は語る。
-社員個人アカウントの活用:会社として、1人1日30ツイートを目標に個人アカウントを運用していたとのこと。「フォロワーを減らせ」=”フォロワーを増やすことに躍起にならず、楽しみながら継続することが大切”と語る。
-チームで発信:チームメンバー同士でリツイートをし合う、リプライを送りあうなどコミュニケーションを取ることでアルゴリズム上でも個人アカウントの露出がしやすくなり、ホットリンク社の企業アカウントとしてULSSASを回すことは難しくても、結果として会社の認知に繋がるそうだ。これによって、実際に社員個人アカウントのDMに仕事の依頼が来ていたとのこと。
-UGCが出るメルマガ:ホットリンク時代は、チーム一人一人がハウスリストに向けて、ビジネスとは関係の無い個人的な内容のメルマガを配信していたそうだ。例えば堤氏は、ヴィジュアル系バンド時代の経験談を配信するなどしていたようだ。これには狙いがあり、「BtoBなのによくわからないメルマガが送られてきた。でも内容が良くて感動しました。」のようなクチコミがTwitterに発生し、結果としてメルマガを読んでみたいという理由で実際に登録をしてもらえることが多かったそうだ。
―Q&A、トークセッション―
ゲストスピーチ後は、Q&Aおよび主催者×ゲストによるトークセッションコーナーに移り、共同主催者の株式会社リプカ様より松尾氏、そして弊社より郡司も登壇いたしました。
1つ目の質問として、「SNSが不得意な人もいると思いますが、会社として個人アカウントを取り入れ、1日30ツイートを継続するためにはどのように運用すればよいでしょうか」、との問い。ホットリンク社では得意不得意を考慮し、できそうな人・数ヶ月以上既に継続できている人を選んで実施していたとのことでした。そして、発信したい意欲や目立ちたがりという元々の性格を考慮することも大事と語っていました。また、松尾氏の意見として、30ツイートが難しい方もいるので、人事評価制度として達成できればプラス評価してあげるという運用がいいのではないか、とのことでした。
2つ目の質問は、「ULSSASのような購買行動モデルは時代によって変化していき正解は無いと思いますが、TwitterからXになりアルゴリズムも変化していく中で、現在はどのようなモデルが適していますか」、との問い。とても難しい質問で、回答になるかはわかりませんが、ULSSASは旧Twitterと相性が良かったモデルで、今のXにそのまま当てはまるとは思っていません。そのうえで、X以外のSNSも使って分散させることが大事と考えています、とのことでした。
トークセッションでは、話題はSNSを運用するうえでの心構えの話に。「フォロワーを減らせ」とはどういう意味でしょうか、という問いに堤氏は、個人的な意見で正解かどうかはわからないという前提のもと、難しい真面目なマーケティングの話題ばかりについて発信するより、肩の力を抜いて自分が楽しいと思える自由なトピックを発信し、共感してもらえるフォロワーをターゲットにするほうが楽な気持ちで継続できるとの意見でした。また、投稿してもなかなか伸びなくて楽しくないという悩みも多い中、楽しみながら続けるためのスタンスを教えてくださいという質問に、自分が自然に熱のこもる話題を発信し、同じ趣味を持つアカウントと繋がることが大切だとのこと。堤氏と松尾氏も、お互いのヴィジュアル系バンド好きが高じて同様の出会い方をしたそうだ。そうして繋がった同士で一緒に仕事ができれば、とても楽しく充実感があります、と堤氏は熱く語っていました。
―おわりに―
トークセッション後は再び自由時間に移り、参加者同士引き続き情報交換と閑談が行われました。最後の時間まで大変盛り上がる会となりました。
ファイブゲート株式会社は、主にインフルエンサーを活用したSNSマーケティング施策に焦点を当てた事業展開を行っております。弊社は、ブランドや商品を効果的にプロモーションするために、多くのインフルエンサーと連携し、SNS上での露出を最大化する戦略を提供しております。SNSマーケティングに関するご質問やお悩みがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
—<主催>------------------------------
ファイブゲート株式会社
https://fivegate.jp
インフルエンサーを活用したバズマーケティングソリューション「THE TIPS(チップス)」を提供。
国内最大規模のインフルエンサーネットワークを有し、「バズ」を生み出すほどの拡散力を強みとしている。
その他さまざまなインターネットサービスを通じ、SNSマーケティング、ソーシャル事業を展開している。
株式会社リプカ
インスタグラム運用サポートおよび広告運用など、Webマーケティング・ソリューション事業を展開している。
その他、ペット用品ECサイト「molum(モルム)」、女性向けメディア「rinmi」などのオウンドメディア事業を手掛ける。
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—〈ゲスト〉------------------------
株式会社プレイド ヴィジュアル系インサイドセールス 堤
貴宏氏
高校卒業後、世界的に活躍するギタリストMIYAVIに弟子入りし修業した後、ミュージシャンとして活動。
赤坂BLITZでのワンマンライブを成功させた実績を持つヴィジュアル系バンド「シリアル⇔NUMBER」に在籍。
カラオケに約50曲の収録もされている。引退後ビジネス界へ転身。
複数社でインサイドセールスの立ち上げを成功させた後、コンサルタントとして支援も行う。
ITmediaでコラム連載や、国内最大規模のインサイドセールスカンファレンス「Inside
Sales Conference 2019 winter」への登壇、タワーレコード主催「TOWER
ACADEMY~ファンを増やすためのSNS戦略講座~」で講師も務めた。
マイナビが運営する「ミーツキャリア」での記事執筆など、セカンドキャリアの考え方も発信している。
2023年にはテレビ朝日『激レアさんを連れてきた。』へ出演。
枠に留まらない活動を展開中。株式会社プレイドには2023年10月に参画。
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ファイブゲート株式会社概要
- 代表者 :代表取締役 山下雅弘
- 所在地 :東京都渋谷区元代々木町27番14号
- 設立 :2003年11月
- 資本金 :44,580,000円
- 事業内容 :ITコンサルティング事業、インターネット事業等
- 会社URL :https://fivegate.jp/